真実のしずく 9
悲しみが最高の段階にまで到達した地点とは、喜びへと扉が開かれる地点でもある。だからこそ、ミアラージュ(預言者ムハンマドが天に昇り、また戻られた夜)の年は、「悲しみの年」から「喜びの年」となったのである。
他人の誤りや罪を責める責任があるという点について、何らかの宗教上の根拠を示すことは不可能である。
他者の罪にこだわり続けていることは、心の病である。
人は自我に固執する程度に応じてシャイターンに近く、アッラーからは遠い。「私が」という人には扉は開かれない。
成功を自分によるものだと見なすことは一つの敗北である。真の成功は、あらゆる成功がアッラーによるものだと知ることによって手にされる。
苦痛がないこと、苦悩がないことは、人を苦しめるとても大きな災いである。
到達する目標の価値に応じて、その道は尊さを持つ。
健やかな心とは、そこに、どっちつかずの思想や迷いのない心を意味する。
改善にしっかりと取り組んでいる社会は、アッラーは滅亡させられることはない。
物質的・精神的な成功の多くは、物質的・精神的な多くの困難さを乗り越えることに結び付けられている。
アッラーとの結びつきのない会話は、不毛なものである。
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